谷中は東京の寺町の一つです

現在も広がる風情ある町並みは 電車でアクセスしやすい都心であることを忘れそうになります。
時には 猫のように気ままに路地を散歩して 五感で楽しんでみませんか?

静かな落ち着いた雰囲気の寺社をはじめ 門前町のあちらこちらにある木造町家や個人商店。
職人さんが打ち込むもの作りの音やポンポンポンポンとリズミカルな木魚の音。
高樹齢の艶やかな樹々の隙間から見える広い空。
その足元から立ち上がるお線香の煙と心地よい香り。

幼稚園から小学校 中学 高校 大学など 実は学生街なので子供たちの活気と夕刻を告げる鐘の音。美しい夕焼けの見える急勾配の坂道を歩くと 聞こえてくる商店街や横丁の賑わい。

いくつもの要素が響き合い生み出される独特の雰囲気は 都心の潤いある生活を感じさせ とても心地よく癒されます。
ぜひ 四季を通して谷中、日暮里、旧町名の初音の町を楽しんでいってください。

当店では この町に暮らす人々と
訪れる人々との関わりを大切にしています

 

近隣エリアへ ちょっと歩いて行けちゃう距離感。人と人との関わりがちょっと多い 顔が見えるコミニュケーションの距離感。また 古いものと新しいものとが入り混じる雰囲気。
こういった 既にこの町にある魅力を より成熟させるスパイスの一つのような役割を目指して 私たちは商いをさせていただいています。

メインは飲食店として

 

築100年を越える古い町屋を通して「食文化」をお楽しみいただけます。
食文化とは 料理を中心とした味の趣味趣向や食材の土着性だけではなく 小さなお店で生まれる特有の雰囲気や店主のクセを楽しんだり そのお店ごとのルールに習ったり。また はしご酒といった 赤提灯のような雰囲気で 商店街や横丁の垣根を越えて 近隣エリアのいくつかのお店が関わることで生まれる楽しみなど。顔の見えるオープンな距離感の食文化を大切にしています。

また 時には お店を飛び出して この町を五感で味わう楽しみをご提供しています。

営業させていただいています建物が築100年となる記念に 公共性を持たせた企画を開催したいなと思い 通りを練り歩きながら公演を楽しめるようなイベントを考えました。
流石にこの規模になると私たちだけでは大変なので 外部の民間団体と一緒に実行委員会を設け 2019916日に第一回「谷中初音まつり」を開催しました。

谷中初音まつり

 

「日本文化つまみぐい」をテーマに「敷居が高そう」「料金が高そう」「難しそう」といった理由であまり触れることのない伝統芸能や民俗芸能 さらには「地元なのに知らなかった」というディープな谷中の情報を紹介していくイベントです。

 

隠れテーマは「防災」

 

いざ!という時に日頃から交流を深めることが防災の第一歩。このお祭りが、人気エリア谷中で観光中に また地元の人は生活中の緊急時に備える知識や情報に触れられる 一つのきっかけづくりとなりましたら幸いです。
演目の中で見え隠れるするテーマ「防災」を肌で感じながら お寺に囲まれた初音町の通りを練り歩き お店の人や町の人 お客様も交流を深めて五感で楽しめるようなイベントを目指しました。

 

タイトルにある「初音」とは

開催地域の住所が「谷中」に統合される以前の旧町名です。イベントを通じて 新しいものと古いものが心地良く入り混じり 都心の潤いある生活を垣間見るような この地域特有の雰囲気をお楽しみいただくことを願って名付けました。

当日は、オープニングに谷中地区町会連合会の会長様にお越しいただき お昼頃まで台風の名残りがあったにもかかわらず 200名ほどの人々がご来場くださいました。
初めての大規模イベントで 至らぬ点も少なくありませんでしたが 初音町一丁目町会の皆様にお力添えをいただき また谷中エリア以外の中小企業の皆様がご支援くださいましたこと 大変感謝いたします。
昨今の情勢が落ち着いた頃に再び開催できましたら幸いです。

この町には 日本の季節ごとの風習が息づいています

一年を通して お花見や夏祭りとお神輿担ぎ お餅つき 節分の豆まき等々 行事がいっぱい。

個人や住まいごとのボリュームを越えて 町会を通して一緒に楽しみませんか?

 

たとえば 当店でも 創業が雛祭りの時期ということもあり 毎年常連さん等と一緒に雛飾りを出したり仕舞ったりしながら 交流を深めています。
こういった顔の見える距離感を築くことは 自然とこの町に暮らす安心・安全に繋がり いざ!という時に協力できる防災環境が整います。

東京の寺町の一つ 谷中の観光地としての一面 住宅地としての一面 それぞれの魅力を 人とのふれあいを通し 町で生きる楽しさを表現する当店で味わってみませんか?
まずは 店頭にて気軽にお声がけくださいませ。

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